植物の個性について その2
アサガオには大きく分けて、西洋アサガオと日本アサガオの二つがあるらしい。
この二つの特徴の違いはいくつかあるが最も分かりやすいのが葉っぱの形である。
西洋アサガオの場合。
葉っぱがおおよそハート型になっているのである。
日本アサガオの場合。
葉っぱの両端が左右に広がりをみせているのである。
と、言いたいところだが、実は私が育てているアサガオは純粋な日本アサガオではないらしい。
私のアサガオ、富士シリーズは曜白朝顔(ようじろあさがお)という品種に属している。
曜白朝顔とは、静岡大学名誉教授の米田芳秋先生によって作られた品種である。
この先生の話によると、
「欧米で園芸化されたマルバアサガオと、アフリカ系のアサガオを交配して、さらにそこに日本の園芸アサガオを掛け合せたのです。」
ということだそうだ。
つまりは、ハーフ? クオーター? 的な日本アサガオなのである。
そして、曜白朝顔はもっと面白い特徴がある。
それは花が
「午後5時頃開花して、夜中の12時頃に萎れ始める新しいアサガオ」
ということなのである。
「もうアサガオじゃないじゃん!」とツッコミを入れたくなるが、先生によるとこれでも立派なアサガオの分類に入るのだという。
朝、早く起きられない人にもやさしいアサガオ。
徹夜仕事、徹夜マージャン、夜更かしの人でも楽しめるアサガオ。
これを個性的と言わずして、何と言おう!
しかし、午後5時とか遅すぎる気はする。でも、まあ、いいか。
詳細な情報はここに記事があるので、是非、一度、読んでみてくださいな。
今日も雨の中、私と父のアサガオを観察してみた。
父のアサガオは子蔓が3本も増えてる!摘心もしてないのに!勝手に!笑
そして、私のアサガオは親蔓をひたすら延ばし続けている。
子蔓はなし!親蔓1本のみ!
両方とも、葉っぱは健康的に大きくなるばかり。
父のアサガオは花が一輪咲いては終り、咲いては終りを繰り返している。
もうすぐ暑くなり、日照時間がますます短くなると、花も増えてくるだろう。
私のは恐らく、根元に設置してあるIB化成(白い玉)を取り除き、窒素の供給を止めないと、花は咲かない気がする。IB化成を取り除いても、土中にはリンが残留しているはずなので、それだけで花は咲くはずなのだ。
ということで植物の個性に関するお話はこれにてお終い。
アサガオ、奥が深いな。。。